No.1 |
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名前 |
鰤 |
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URL |
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いつ聴いたか |
1975年頃 |
その時の境遇 |
高校生?よくわかんねえや、この歳になると |
今でも聞きますか |
大好きだよ |
レヴュー本文 |
ジャケット・デザインがシンプルなせいか、シングル・ヒットが含まれていないせいか、初期サバスの中で最も過小評価されてきたのが、このサード・アルバム。 もっともアナログ初回英国盤は箱入りで文字が型押しのエンボスになっていて、ポスターがついていた。日本盤の初回盤はさすがにボックス仕様を真似ることはなかったが同じポスターが付いていた(英国盤より二回りくらい大きく英国盤に比べ淡い色合いだったが)。この付録のポスターは初期ヴァーティゴのジャケットデザイナーを代表するキーフによって撮影されていて、鬱蒼とした森を背景に縦型写真の下1/3にメンバー4人、上2/3が高い木々、キーフが得意とする輪郭がはっきりしない少しぼやけたような写真であるが、これが実にハマっている。決してルックスが良いとは言えないこのバンドなのに、めちゃくちゃいかしたポスターだ。 客観的には、初期サバスの最高作は72年の『VOL4』だろうし、衝撃的という点では70年の『ファースト』だろう。ヒットシングルも含まれた2nd『パラノイド』も評判が良い。ところが僕はこのサードアルバムが一番好きだ。暗くて重くていかにも胡散臭くアングルっぽいところが良い。このアルバムが90年代に出現するドゥーム・メタルやストーナー・ロックの作品の始祖となったのは明白で、それら90年代以降のメタル・シーンに与えた影響ははかり知れない。70年代初頭に発売されたこのアルバムがはじめて正当な評価を受けたのが20年も経った後なのだから、文字通りにプログレッシヴなメタル・アルバムだったと思う。 アルバム一曲目の男の咳が電気加工されたSEから突入する「スウィート・リーフ」は『ファースト』の雷雨と教会の鐘の音のSEで始まる「ブラック・サバス」や『パラノイド』での空襲警報のSEで始まる「ウォー・ピッグス」と並び、やたらかっこいい。それと並ぶライヴでの定番曲「チルドレン・オブ・ザ・グレイヴ」、この二曲だけで、このアルバムの価値は十分だ。 当時、三大ハードロック・バンドと呼ばれ、ツェッペリンやパープルと並び称されていたけれど、実際には四番手に当たっていたユーライア・ヒープの方が人気が高かったし、何しろ未だにプログレ大国の日本ではイエスやフロイド、ELP、クリムゾン等の方が遥かに日本のファンを魅了していた。 ツェッペリンやパープルは「良い子のためのハードロック」でサバスは「悪い子のためのハードロック」という印象だ。だから日本においてバカ売れしたという記憶はない。 それを裏付けるようにYahooオークションで初期サバスのシングルやオリジナル国内盤LPが出品されると必ず高値を呼んでいる! パープルやツェッペリンの過去の業績や現代への影響は確かに大きい。でも先述したドゥームやストーナーと呼ばれる現代のメタルシーンでひとつの潮流になっている上流にサバスが居たことを忘れたくない。 サバスがサバスらしかったのは実際には74年位までで、正直僕には『テクニカル・エクスタシー』以降のアルバムはどうでも良い。 (23.Oct.2002) |
No.2 |
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