No.6 | |
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名前 |
斉藤洋 |
電子メール | |
URL |
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いつ聴いたか |
1973 |
その時の境遇 |
高校一年生 |
今でも聞きますか |
10年に1回ぐらい聴く |
レヴュー本文 |
このアルバムは発売と同時(5月か6月だったと思う)に買いました。 この年3月にイエスとユーライアヒープ、4月以降はサンタナ、ディープパープルなど外タレの来日が続きその中でも世の中はプログレッシブムーブの花盛りであった。ピンクフロイドはサイケデリックロックともよばれあの緻密に計算された電気配線サウンドがウリで結構人気があったと思う。私にとっての出会いは前年の「吹けよ風呼べよ嵐」のヒットであり、12月に「おせっかい」を購入し悦に入って聞いていた。ところがその後友人から「雲の影」を借りて聞いたところそのリアルさに驚愕しあまりのショックでカセットに落とすこともできなかった。 「狂気」が出ると知り半ば恐いもの見たさで待ち望み、ラジオで何度か聞いたのちLPを買った。でっかいかっこいいポスターがおまけで付いて来たのを覚えている。A面B面通して物語となっており、一種の組曲と思う。夏休みにはいり7月中は毎日ジャケットを見ながら聞いていた。なにか独特の世界に入り込む危なさのような感覚があった。10代半ばの難しい年頃だったのだろうか・・・・・。私にとってのピンクフロイドはここまでだった(Jul.00)。 |
No.7 | |
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名前 |
徹 |
電子メール | |
URL |
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いつ聴いたか |
'83年頃、15歳になったかならないかの頃ですね |
その時の境遇 |
受験直前の中学3年生 |
今でも聞きますか |
当然!週に2回以上はかけてますね、フルで |
レヴュー本文 |
レッドツェッペリンとローリングストーンズという、「非常にロックらしいロック」から始まった私の洋楽歴の転機ともいえるピンクフロイドとの出会いは当時所属していた陸上部の先輩から「ピンクフロイドって良いんだよね〜」と聞かされたことから始まりました。 そのロックバンドらしからぬネーミングから、「いったいどのようなバンドなんだろう?」と思い「炎(あなたがここにいてほしい)」を購入、そしてあっけにとられてしまいました。 ストーンズのような「3分前後のポップさ」ともツェッペリンのような「ばりばりのハードさ」とも無縁の、けだるく静かで、そして優しいメロディーにのせて歌われるこの世の悲惨な出来事の数々から、「これは今まで自分の抱いていた、いわゆるロック」とは違う!」と感じ、次の小遣いを貯めてレコード店に走りこのアルバムを手にしたのはそれから2,3ヶ月のことだったと思います。 イントロからしてそれまで聞いた音楽とは違い、いったい次にどういう音が飛び出すのか予測不能な展開とそのやるせない歌詞に当時純真だった私は一発で心奪われてしまいました(笑)。 「生命の息吹き」「タイム」から始まり「狂人は心に」「狂気日食」で終わるまで全く息をつかせることもなく一気に聞かせる演出はロック、というより音楽に対する考え方まで変えられてしまい私にそれまで全く無縁だった現代音楽への関心を呼び起こしますますねじくれた道へズブズブとはまりこんでしまいました。 このアルバム、というよりロジャー在籍時のピンクのアルバムすべてに言えることは、人間をいちいち肯定して歌ったりはしていないことです。 ちょうど思春期まっただ中の少年にとってこれは非常に重要な事で、現実に生活している社会の中でそうそうハッピーな事など感じることなど無い、そういう心情をいちいち血管浮かび上がらせるような激しさではなくまるでしゃべるがごとき自然さで歌い上げた彼等の存在は私にとってまさに唯一無二でした。 いまでも「ピンクフロイドってプログレでしょ?」などと言う輩に会うと「いったい何を持もって君の中でプログレなる言葉が出てくるのか?真に革新的な音楽は常に言葉本来の意味で「プログレッシブ」なのであってピンクフロイド、キングクリムゾンと言ったバンドと君が想像している「プログレ」とは次元が違うんだよ、そもそも君は与えられた情報に過ぎない最新情報によって手に入れた新しいバンドの新しいCDを何の疑問もなく購入し、何の疑問もなく「新しい音楽」として受け入れてるけど、彼等がどれくらい昔の音楽からパクッテルか分かってるの?」などと思わずケンカになってしまいます。 このアルバムは当時の他のバンドとピンクフロイドが全く違う位置にいることを知らしめた記念碑的な作品であると思います。 このアルバムを「聞き流せる」もしくは「かったるい」と言う人とはおそらく私は一生話が合わないでしょう(−−;) (01.May) |
No.8
名前
GOGOつじぴょん!! 電子メール
hah02003@nifty.ne.jp
URL
いつ聴いたか
1973 その時の境遇
中学生 今でも聞きますか
年に2,3度
レヴュー本文
わたしがもっとも好きなアルバムはUmmagummaである。あのころの音は、まさにインスピレーションのかたまりである。宇宙の波動をそのまま音に変換したといってもいい。言葉がなくともピュアなエネルギーがびんびんに伝わってきた。とくに、A Saucerful of Secrets は、30年たったいまでもその感動は衰えることがない。
たしかにDarkSideはすばらしい。がわたしに言わせればあまりに説明的なのである。それ以後のアルバムはすべて「DarkSide以後」というひとくくりに分類されてしまう。「宇宙人(真のコスモポリタン)」としてのPinkFloydはEchoesでその集大成を飾る。そしてDarkSideでは、完全に地球人になり果てて(??)しまったのである。ただしそれだけに多くの地球人には大受けし、爆発的なセールスを記録したが。
あのEchoesの詩はいいね。遙か彼方の時の"エコー"が砂浜をそよいでくる…あのギルモアのほんのわずかにはずしたギターの音色、ニックの遅れたタイミングのドラム。あれがまた、心地よいゆらぎとなってわたしを虜にしてしまうのだ。
そういえば、PinkFloydのアルバムのどこか1箇所には必ず"sun"という単語が入り、どんなインストゥルメンタルナンバーでも1箇所は人間の声が入るという法則があったと思うけど、これは末期のほうでは崩れたかな。最後のほう(といっても解散したわけじゃないが)の曲はあまり聴いていないのでわかりません。わたしもPinkFloydを聴いていた青春時代ははるかかなたに過ぎ去り、いまではモー娘。をきくようになってしまった…(爆)PinkFloydとモー娘。の共通点。それは純度の高いエネルギーを与えてくれることかな(爆〃)
そうそう、DarkSideのレヴューでしたね。それまで、太陽を信仰のシンボルとしてきた彼らが、But the sun is eclipsed by the moon.と言ったのはある意味で衝撃的でした。やっぱりそれまでのPinkFloydは完全にここで終わったのです。
宇宙をうたっていたFloydが好き。でも彼らはここからどろどろした人間の世界をうたうことにしたのですねえ。(2002.7)
No.9
名前
電子メール
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いつ聴いたか
その時の境遇
今でも聞きますか
レヴュー本文
No.10
名前
電子メール
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いつ聴いたか
その時の境遇
今でも聞きますか
レヴュー本文