『ワウ』モビー・グレープ
クロスレヴューvol.1
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No.1 |
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名前 |
アブラヤ |
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電子メール |
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URL |
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いつ聴いたか |
いつだったかなぁ…割と近年っす。 |
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その時の境遇 |
ちょっと厚めの唇がとてもセクシーな一社会人。 |
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今でも聞きますか |
今回久しぶりに聴きました。 |
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レヴュー本文 |
さて、前回の『フィルモアのジェファーソン・エアプレイン』に続き、図らずも(笑)またサンフランシスコが生んだ伝説のバンド、モビー・グレープを取り上げる事と相成りました。ナニはともあれ、彼等の第2作目である『WOW』を、それこそ耳タコ状態で先程から何度も繰り返し聴いております。(-。-;) そういえばモビー・グレープなるバンドの存在、高校時代に大好きだったレッド・ツェッペリンのロバート・プラントが、バッファロー・スプリングフィールドとともにフェバリットに挙げていた事で名前だけは知っていたし、さらには、はっぴいえんどにも多大な影響を与えたという話しは至るところで耳に(目に)していたので、否が応でもその名前は私の脳味噌に刻まれました。その後、ドゥービー・ブラザーズを聴き始める頃には(誰が云ったか)モビー・グレープのスピリットを引き継いだシスコきってのライブ・バンドと伝え聞くにつれ「こりゃ聴かなあかん!」と決心するのが筋といふモノです(笑)。 さてそれにしても、浜辺に巨大な葡萄が鎮座している矢鱈シュールなジャケをまじまじと見るにつけ、なんとサイケしているのかと感慨に耽ったりしてしまうのですが(笑)肝心なサウンドの方はといえば、多少ストリングスやらドラムスの音処理等にそこはかとなく60年代の香りを残すものの、あの御機嫌な1作目同様、本作も矢鱈良質で早熟なルーツ・ミュージックっていふのが本質だと思います。当然今聴いても風化するどころか全然新鮮だったりします。 まずギタリストが3人という編成…やもすれば「うざいアンサンブル」になりかねないのですが、流石はモビー・グレープ、とても絶妙なトリプル・ギターを聴かせてくれます。たとえば、後にスリー・ドッグ・ナイトがカバーした2曲目「心の殺人犯」などを聴けば、左右にスキップ、ピーターの阿吽のリフ、そして真ん中をジェリーの縦横無尽なソロが駆け巡る瞬間など大変ビューチフルです。おそらく当時のストーンズなどは大いに参考にしたのではないでせうか。時にリード・ギタリストのジェリー・ミラー、当時のシスコ界隈…いや、英米を通じても屈指のロック・ギタリストだったのではないかと個人的に思っております。特に「Miller's Blues」で聴けるソロはまさに鳥肌モノで要再評価だと思います。それにメンバー5人がそれぞれ負けず劣らずのソングライター、さらにはコーラスもビシッと決めるといふ、まさに完全無欠のロック・バンドでした。 「もしも〜だったならば」「もし〜していたら」などといふ仮定に基づいた話しは甚だナンセンスなのですが、それにしても…もしモビー・グレープがコロンビアではなく、ポール・ロスチャイルドのエレクトラと契約したとしたら、彼等のキャリアもまた随分違ったのではないかと思う時があります。少なくともエレクトラならば、怒濤のシングル盤5枚攻勢みたいな無茶は出来なかっただろうし(笑)、ひょっとしてもう少しバンドの寿命も長く持ち堪えたかもしれません。それにしても…時あたかも「サマー・オブ・ラブ」真っ盛りの時代、我さきにと「金の卵」争奪戦の末、彼等と契約したコロンビアがその財力にモノを云わせ、空前絶後のプロモーションを展開したのは有名な話しですが、大山鳴動鼠一匹…それらが悉く空振りに終わり、セールス的にも惨敗したのは今にして思えば当然の帰結だったのかもしれませんね。好事魔多しとはよく云ったもので、たとえモビー・グレープほどの実力を兼ね備えたバンドでも例外ではなかったようです。その後、何度も再結成したものの、この2作目までが彼等のピークであるのは誰も否めないでしょう。少なくとも私が最初に聴いた『Moby Grape '84』に至っては些か凡庸すぎて、その後ずっとCD棚の奥深くに封印したまま、現在に至るまで聴く機会にも恵まれません(^^;)。。。 いずれにしてもこの『WOW』、あらためて彼等の足元に深く、太く張り巡らされたブルース、カントリー、R&B、トラッド等々…濃厚な滋養成分が溢れ出すかの如く、奔放かつ才気走った傑作だと思います。そして、このアルバムを最後にバンドを脱退したあと、その類い希な才能を広く世に知らしめる事なく、つい3年前、肺癌で亡くなったスキップ・スペンスの魂に合掌。。。 (26.Oct,2002) |
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No.2 |
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名前 |
ジャミン |
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電子メール |
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URL |
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いつ聴いたか |
年齢にして19か20だと思います。 |
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その時の境遇 |
長い浪人時代でいろんな意味でえらくハードに過ごしていたかと思います。 |
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今でも聞きますか |
もちろん聴きます! |
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レヴュー本文 |
1:the place and the time とても記憶に残る印象的な曲です!これも物語風な曲ですね。それから、やはりこのバンド、歌詞にも凝っていますよね〜〜〜。いろんなところに耳をもっていかれてしまうバンドです。そしてそして、ボーカルの声、私好みで御座います。ソウルフルで・・・!聴いていて気持ちがいいです。ハーモニー、音使い、やっぱり、あぁ〜〜〜凄い、スゴイ、すごい・・・。うむ。 3:bitter wind 非常に柔かいムードで始まるこの曲ですが、このバンドがそれだけで終わるわけもなく、中盤からサイケな、題どおりのbitter windからまるで渦を巻くような雰囲気に突入・・・。何かの叫び、祈りのようにも聴こえます。私はもうドキドキしちゃいましたよ笑。 4:can't be so bad 序盤はとてもリズミカルなブルースロック調に聴こえるのですが、途中でまるでお城でかかりそうなクラシカルなラッパの音が鳴り始めます。しかし、全く可笑しくない、寧ろマッチしている・・・。この対照的な音使い、音創りが本当に絶妙で私は大好きです。いいです!!ギターのなきも、サックスの音も最高!!そして、このリズム感。フーの時にもまた話していたかもしれませんが、音が沢山あるドラミング、タイトでもあるがまとまりすぎないような・・・・私は好きです。 5:just like Gene Autry;a foxtrot リズムのあるあの独特の紹介から始まった時点でもうとりこです。いまでこそ、こういった演出は珍しいものでも無かったりしますが、始まり方といい、奥で聴こえる人の騒音、ガチャガチャとした飲み屋(?バー?)の音、それからたまに聞こえるプチプチいうあのレコード独特の古めかしいような、懐かしいような音が・・・本当に細部まで多楽しませてくれる・・・まさにエンターティナーではありませんか。そして注目すべきは(しなくてもわかるけれども)声質なのですが、誰??と言いたくなる様な声です歌い上げます。あれはワザとなのでしょうが、芸が細かいなぁ・・・爆 しかし、この雰囲気たまりません。古い映画、南部あたりの古いバーでのワンシーンのような。 6:He キリストのことを歌っているのでしょうか。歌詞もさることながら、曲調も落ち着いた雰囲気で気品すら感じられます。途中で聴かれるチェロ(だと思うのですが??)が一層雰囲気を醸し出していて心地いいですね。このバンドの奥深さといいますか・・・。 7:motorcycle Irene またしても!!バイクの音が効果的に(←こんな風に書くと教科書のようですが)こんな風に使われるとはっっ!!思わず聴いた時は笑ってしまいました。モビーグレイプのメンバーがこういったユーモアある人間である事を肌で感じられます。イヤハヤ・・・彼らもまたきっとライヴとCD(あるいはレコード笑)との差、違いを大きく理解していたのではないでしょうか。だからこそ、普通の、ただ音楽のみで構成されるだけではない、レコードそのものを、1つのショウ、物語・・・そのように据え、ライヴには決して無い素晴らしさ、凄さを出そうと考えあぐねた結果がこの曲にも表れているのではないかと・・・そんな風に思います。(考えるという表現がどうかとは思いますが^^;)随所にユーモアと独特のセンス、そして遊び心が溢れていて聴いていてやはり心躍るのです。 8:three-four 何だか歌詞が切ないですねぇ・・・・・。。いやぁ、せ・つ・な・いなぁ。大好きです(笑)何故かわかりませんが、初めてこの曲を聴いた時の私のイメージは、夜空のような藍色の背景のセットをバックに、ボーカルが白いスーツに身を包み、オールディーズ調に歌い上げるというような図です。何か懐かしさといいますか・・・ノスタルジックな気分にさせられました。このバンド・・・・本当に奥深いですね。 9:funky tunk 「オラぁ〜は死んじまったダぁ〜〜〜〜♪」を思い出しました(爆)(思い出したというよりはこちらが本家本元?)いやぁ〜〜やはり遊び心というものなのでせうか。。いやいや、この曲に関しては、あの声であるからこそ余計いいような気もしますし、計算されていないようで、しかし計算されてのか・・・・。スゴイ・・・やはりこのバンド。はっきりとそのように感じさせられる次第でした。軽快なギターの音も素敵でした! 10:rose colored eyes このバンドは歌詞にも凝ってるのね!と何度も感じさせられるのはこの曲でも同じ事です。1つの曲、音楽を創り上げる、その1つ1つの工程・・・にかける想いを感じずにはいられません。そういえば、このモビーグレイプのアルバムジャケットにもその想いが感じられます!!このジャケ大好きです!!カッコいいですよね!この前衛的さ加減がいいです。1つの絵画、芸術的です。ありえない光景、ダリの描いたような世界。云うまでもないですが、曲作りにもそういった前衛的な楽しさ、美しさに溢れています。まぁ、一口に前衛的などといっても、別にわかりにくいだとか、感じがたいなどとかそういったことではないし、逆に次のMiller’s Bluesなどはおもいきり、もとにあったものを踏襲している事が明らかなものもありますが(オマージュみたいなものなのでしょうか)全てを含めてやはりいろんな要素があつまって、渦をなしているようなバンドなのではないだろうか・・・なんて想いました。ますますこのバンドについて知りたくなってきた私でした。 11:Miller's blues ブルーズ・ブラザーズが出て来そうな、本当に題名の通り、ブル〜〜〜〜〜ズっナンバーですが、いいですねぇ〜〜〜〜!!あぁ〜〜〜!!このギターのなき、オケ・・・。以前、アメリカの下町で歌うゴスペルシンガーがブルースの事についてこのようなことを云っていました。「ブルーズは魔力をもっている。はまったら虜になる・・・」そんなような事を言っていたかと思うのですが、本当にそんな気がします。人の情がこれほどにでている曲調もないように思うのですが。 しかし、この曲を聴くと「ブルーズブラザーズ」でミニー・ザ・ムーチョあたりを歌うあのシーンの雰囲気をやはり思い出してしまうのですが・・・・ 毒されすぎでしょうかネ。 12:Naked,If I Want To 50秒足らずという短くてさらりと終わってしまう曲ですが、またその終わり方、短さが唐突でなく、ホントにさらりと、爽やかさをも感じさせてしまうような・・・そんな曲ですね。終わり方の美学というものまで感じてしまいました。つまり、これで大団円、終わりですよ〜〜〜と高らかに示すのではなく、さらりと、あれ?いつのまにやら・・・といった、このさり気なさといますか・・・・かっこいいです。 (18.Sep,2003) |
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