『いとしのレイラ』デレク&ザ・ドミノス
<クロスレヴューvol.2
No.6 | |
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名前 | Kensaku |
電子メール | s-khg@rc4.so-net.ne.jp |
URL | |
いつ聴いたか | 1973年ぐらい |
その時の境遇 | 高校生でした |
今でも聞きますか | 年に3回ほどです |
レヴュー本文 |
YUKIOさんの名盤コーナーにも書かせてもらいましたが「I Looked Away」が大好きです。エリック・クラプトンのダビングによるツイン・リード・ギターが素晴らしい。 当時やってたバンドではビートルズのコピーをしていましたが、大学でのバンドではこのアルバムから 「It's Too Late」や、ブルース系の曲を何曲かやりました。でも、アマチュア・コンサートでは まったく受けませんでした。 最後の曲はクラプトンではなく、ボビー・ホイットロックがギター&ボーカルですが、タイトル曲からの流れでしみじみと聴いてしまいます。 「Layla」の後半ジム・ゴードンのピアノが泣かせます。 |
No.7 | |
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名前 | 海波太郎 |
電子メール | ad-kusu@mail.dewa.or.jp |
URL | http://www.inetshonai.or.jp/~seawave/ |
いつ聴いたか | 1984年ころ |
その時の境遇 | 中学生でした。 ベストヒットUSAとMTVにはまってました。 |
今でも聞きますか | 営業車のミニカトッポ(4WD)のダッシュボードに いつもテープ入れてます。 |
レヴュー本文 |
このアルバムを知ったのは、このころTDKのカセットテープのCMに例の「いとしのレイラ」が使われてまして、エリッククラプトンがフィルコリンズの協力のもとひさびさにアルバムを出した頃です。
映画、ハスラー2のテーマ曲でクラプトンがFMで流れっぱなし。その頃、同時に70年代にはまっていたので、平行してクリームとか聞いていたら、なんとこの曲もクラプトンだったという度素人の驚き。その後、このリードのかっこよさにエレキギターを購入し一生懸命がんばったが、手がつってダメだった。 で、この曲について一つだけ覚えていたことが。それはこの曲って、うそかほんとかあのリンゴスター(かジョージハリスン)の奥さんをなんとか口説 くための曲だったとか。だから説得力ある曲なのです。今でも、好きなクラプトンの1曲です。くだらないレヴューでした。(Nov.98) |
No.8 | |
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名前 | あきこ |
電子メール | kimura@ha.bekkoame.ne.jp |
URL | http://www.bekkoame.ne.jp/ha/kimura/ |
いつ聴いたか | 1979年 |
その時の境遇 | 中学生でした |
今でも聞きますか | 時々聴いてます |
レヴュー本文 |
ソロよりもクリームよりも、とにもかくにもまずこれでした。 レコード店でブラインド・フェイス(これも名盤と賞されていた)と両天秤にかけ、いつもなら迷わず1枚ものを買うのが、やはりこの時ばかりは気のすすまない2枚組でもドミノスにしてしまった。ブルースああだこうだとも、セッションアルバムだとも、どんな曲だとも意識せず、ただ知っていたのは「レイラ」という曲だけ。少しして美術の授業で版画がありました。
私はものを組み立てたり絵描きのセンスがまったくなく、さんざん考えあぐねた末、ジャケットの女性を板にまんま下書きし、彫っていった。心の中では、例えば、あ、これ、知ってるー、とかいう誰かからのリアクションが欲しかったけれど、何もなく、期待した自分がちょっと恥ずかしかった。ばつが悪かったのもあったのか、それからしばらくして、あんまり聴くことがなくなってしまった。 実を言うちょっと女々しくていやだ、と思っていたこともあります。でもいつの頃からか、あまり気にしなくなってました。時には自分の気持ちに忠実に、そして赤裸々に、総てをむき出しにしたくなるけれど、現実には体裁や見栄が先に立ち、それをあからさまに出すことはなかなかできない。 だから、ありのままを綴ることができるというのは、女々しさとはまったく正反対の意味がこめられているんじゃないかな、そんならしくもない考えがふと浮かんだりしてます。語り継がれるテーマとするところはもっと軽い方がいい。でもそうじゃなかったらこの盤も存在しなかった。 (Nov.98) |
No.9 | |
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名前 | masa |
電子メール | strive@silver.tky.plala.or.jp |
URL | |
いつ聴いたか | 1976年頃 |
その時の境遇 | ギター始めた中学1年生 |
今でも聞きますか | 聞きます! |
レヴュー本文 |
中学に入り友達と共にギターを弾き始めた私は叔父の友人の元プロのバンドマンがやっていたパン屋さんにギターを教わりに行っていました。 初めて教わりに行った日練習の為に用意してくれていた「ヤングギター」という本の表紙になっていた髭面の外人を「ギターの神様」E.クラプトン様と教えてもらいクリームの「クロスロード」を聞かせてもらいました。その日以来クラプトン様をギターの師と定めての私のギター道が始まりまったのです。ある日そのバンドマンに貰ったテープが不朽の名盤「愛しのレイラ」でした。クリーム時代の3人編成とは違いキーボードも入り音に厚みが加わりD.オールマンという素晴らしいギタリストをゲストに迎えたアルバムは新たな感動を私に与えてくれました。
このアルバムでやはり一押しは「レイラ」です。ストラトの攻撃的でありながらどこか哀愁が漂う音で始まるイントロそして許されない恋(表現が古いを歌い上げるクラプトンの歌声と最高のリフ、一気にエンディングまで引き込まれてしまいます。そして、エンディングのD.オールマンの泣き叫ぶようなスライドギターには鳥肌が立ちました。20世紀を代表する名曲ですねこの曲は。それからもう1曲私が思い入れがある曲はジミ.ヘンドリクスのカバーの「リトル・ウイング」です。若くして夭折してしまったジミーへの思いを込めて歌い上げるクラプトンのボーカルとD.オールマンによる伸びやかで美しいギターソロ。なかなかの名演奏だと思います。クラプトンを崇めているのにD.オールマンがソロを取っている2曲を印象的な曲としてあげてますが、このアルバムでのクラプトンのソロは「神様」ですので当然素晴らしいのですがリフのうまさが際だっていると思います。そして何といってもクリーム時代より遥かに歌がうまくなっていると思います。 この頃からクラプトンは単なるギタリストという壁を超えてアーティストとしての変貌を遂げ始め時期だったのではないでしょうか?「愛しのレイラ」はアーティスト E.クラプトンの傑作だと思い ます。(Nov.98) |
No.10 | |
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名前 | 山内@上越 |
電子メール | my1974@cocoa.ocn.ne.jp |
URL | |
いつ聴いたか | 中学一年でした。 |
その時の境遇 | 部活にあけくれていました。 TDKのCMで「Layla」が流れていたのを聴いたのがきっかけ。 |
今でも聞きますか | もちろん。 クラプトンに惚れたきっかけですから。 元気にもなれるし。 |
レヴュー本文 |
このアルバムにおけるクラプトンの音楽性の変化は著しいものでした。 Delany&Bonnieのツアーに参加し、その時のバンドとそのまま作った「Derek&The Dominos」。この四人から生まれるとてつもなく深いグルーブ、ダイナミズム、そこに覆い被さるように切り込んでくるDuan Allmanのギタープレイ。この生粋の南部野朗との出会いはどれだけクラプトンに影響を与えたことだろうか。 この当時を自分なりに想像するだけでゾクゾクしてしまいます。 私個人としては「恋は悲しきもの」「Keep On Growing」そして「Layla」での2人のプレイがすごく気に入っていますが皆さんはいかがですか?Duanはこのあとオートバイの事故で僅か25歳で天国へと旅立って行きます。そんなDuanへの追悼も含めこれからもこのアルバムは聴いていこうとおもいます。それでは。1998.12.15 自宅にて |